2013-14シーズン、最終的に6位に入ったトッテナム・ホットスパーだが、上位4チーム(マンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシー、アーセナル)との対戦では1分7敗。得失点に至っては、8試合で2得点27失点の-25という有様で、アンドレ・ヴィラス=ボアス、さらに後を引き継いだティム・シャーウッドが解任されたのもやむを得ないことだった。
新監督にはルイス・ファン・ハール氏の就任が有力視されていたが(※実際、契約間近だったと明かしている)、62歳のオランダ人指揮官はデイヴィッド・モイーズ監督が解任されたマンチェスター・ユナイテッド行きを選択。そこでトッテナムは、昨季サウサンプトンで上位争いを繰り広げたアルゼンチン人のマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招聘した。
そのトッテナムが18日、2014-15シーズンの新ユニフォームを発表。契約3年目のUnder Armourによるホームは リーク情報通り、黄色の差し色が特徴的なデザインとなった。
襟の内側に描かれたパターンは、クラブ史上最も偉大なレジェンドであり、今年で没後10年となるビル・ニコルソン氏の名前が付けられた道から本拠地ホワイト・ハート・レーンに入る際の有名なゲートの装飾から。
身頃上部にもニコルソン監督の名言 “Echo of Glory”の言葉とともに同じ模様が透かしで入れられている。
胸スポンサーはヒューレット・パッカード(HP)に代わり、昨季カップ戦用のスポンサーを務めていたアジア最大級の保険会社、AIAグループと長期契約。なお、AIAは元々、以前ユナイテッドの胸スポンサーだったAIGのアジア部門であり、ある意味でプレミアリーグに“復帰”という形になる。(※現在、AIAとAIGの間に資本関係はない)
黒をベースにしたアウェイも同じく黄色が印象的なデザイン。身頃中央には、ニコルソン監督時代(1958-1974)に獲得したトロフィー数を表す11本の線が入れられている。
新体制のトッテナムは、8月16日のプレミアリーグ開幕戦、同じロンドンのウェストハムとアウェイで対戦する。
◆欧州サッカークラブ 2014-15シーズンの新ユニフォームまとめ