新シーズンよりマンチェスター・ユナイテッドの新指揮官に就任し、クラブの再建を託されたのは現代が生んだ戦術のエキスパートだった。

ルイス・ファン・ハール、62歳。これまで代表やクラブを問わず幾多のチームを率い、数々のタイトルを獲得してきた名指揮官である。

ファン・ハールといえば何かある度に手元のノートにメモし、細かな部分にまで一切の妥協を許さない緻密な指揮官として知られているが、その素顔は一体どのようなものなのだろうか?

英国『Mirror』が、ファン・ハールの妻であるトルースさんのロングインタビューを掲載しているのだが、これがかなり赤裸々でなかなか興味深い。

ユナイテッドの“ファーストレディ"が語る、旦那のこと、サッカーのこと、WAGsのことをご覧いただこう。

トルース・ファン・ハール(ルイス・ファン・ハールの妻)

「ルイスという人は、たとえ批判されてもこれっぽちも気にしないの。

本当のことを言えば、私はメディアが彼ついて言ったり書いたりすることについて寝転びながら夜通し何時間も考え続けることもあったわ。当の旦那はまるで空気のように私の隣りで眠っているのにね(笑)。

選手たちが良かろうが悪かろうが、また世間やメディアが彼をひどく避難しようがしまいが、彼は全く影響を受けない。

彼はいつも私に言うの。『何を心配しているんだい?彼らは楽しませておけばいいんだよ。真実がどういうものなのかを知っているのは、おまえと私だけさ。彼らじゃない』とね。

彼が批判される度に、私は本当にうんざりするわ。不公平なことを言っているのを聞けば血も煮えたぎる。ルイスが私にそう言ってくるの。いい人は試合の批判を鵜呑みにするものだと彼はいつも話すわ。

どんな時も私は彼を守らなければならないと感じていた。その必要がない時もね。

以前、サッカーの試合を見に行って、私の前に座った人が『ファン・ハールは気味が悪いよ。ゾッとするんだ』と話していたの。だから私は彼の肩に手をやり『彼があなたに何をしたっていうの?彼のことを知っているの?』と言ってやったわ。彼は恥ずかしさで顔が赤くなっていたよ」