『Four Four Two』は「中国の天津泰达でプレーした経験を持つメルボルン・シティのMFエリック・パールタルは、現地の大気汚染の状況に『本当にひどかった』と話した」と報じた。
先日行われた北京マラソンや南米スーペルクラシコの際、中国の大気汚染のレベルが高いことが大きな話題となった。ダヴィド・ルイスやフィリペ・コウチーニョは公に状況が悪すぎるとコメントしている。
2013年にブリスベン・ロアから天津に移籍し、一年間プレーした経験を持つエリック・パールタルはインタビューで以下のように話し、とにかく大気汚染については難しい状況だったと明かした。
エリック・パールタル
「汚染は毎日毎日影響したよ。適応するまでには時間がかかった。目は痛いし、肺は燃えるようだったし、毎朝鼻から血を流していた。
時が経って慣れたとはいっても、汚染のレベルが高い時には外で練習するのは難しかった。汚染がある程度のレベルに達したら、サッカークラブは試合と練習をキャンセルする必要があるよ。
皆、汚染を味わうことが出来たよ。悪い時には歯が鉄のような味になるんだ。
天津は汚染という点で言えば最悪の都市の一つだ。記憶しているのは山東との試合だ。非常に暑く、そして空気は酷かった。人生で最も難しいものの一つだったよ。それらの全てを心配するなと自分に言い聞かせ続けていたのを思い出すよ。
なんというか、ガレージのシャッターを閉めて、密室の中で自動車のエンジンをかけて、その中を走っているような感じだった。
もしオーストラリア人が中国で普通の日を過ごしたならば、皆仕事など行かずに暴動を起こすと思うよ。
中国の人々にとってはそれが正常になってしまっている。非常に悲しいことだが、それを変えようとする試みは何も行われていない。
世界中の人間が、中国人と同じようにこの問題に対する責任を持っていると思う。彼らはそこで全てを作り、そして汚染を生み出している。
もし全ての自動車を追い出して、全員が地下鉄か電車を使うようになったら、あの大都市を愛せるようになると思うよ」
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ