ドイツ時間7日に行われたブンデスリーガ第11節、ヘルタBSC戦で1ゴール1アシストを記録した清武弘嗣。

今年夏のマーケットでニュルンベルクからハノーファーへ加入したものの、なかなか目に見える結果を残せないでいたが、先月25日に行われたアウェイ・ドルトムント戦で殊勲の決勝ゴールをFKで決めると、続くフランクフルト戦でも勝利に貢献。このヘルタ戦も、オフサイドによりゴールを取り消されながら1ゴール1アシストと躍動し、見事3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。その間、チームは3連勝。勝ち点を首位バイエルンの24に迫る19に伸ばし暫定で4位に浮上している。

W杯を控えた昨シーズン、ニュルンベルクで降格を味わいW杯本大会でも僅か5分の出場に終わった清武。日本代表にはハビエル・アギーレ体制となってから一度もお呼びが掛かっておらず、先日発表された今年最後となる代表戦メンバーからも外れている。代表デビュー、ロンドン五輪当時の清武に対する期待感は今は昔、待望論の声も宇佐美貴史(ガンバ大阪)に比べればそれほど聞こえてきていない。

この試合では細貝萌、原口元気、酒井宏樹と合わせ、日本人選手が初めてブンデスリーガで4人同時に先発出場したというが、その全員が現在の代表メンバーに含まれていないのもある意味で日本サッカーの進歩を示すものであろう。しかし、チームは結果を残せておらず、まだまだ手探りの状況にある。国際経験豊富な彼らの力が必要になる時は必ず来るはずだ。今はしっかり地に足を付け、クラブで結果を残し続けてほしい。

それではヘルタ戦のプレー集をご覧あれ。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手