現地時間13日、ロンドンのO2アレーナでテニスのATPワールドツアーファイナズの第3戦が行われ、世界ランキング2位のロジャー・フェデラーが地元の英雄アンディ・マレーと対戦した。

この試合が行われる前、錦織圭はすでにダビド・フェレールとの試合に勝利していた。そのためこのフェデラー対マレー戦の結果が錦織の準決勝進出を左右する状況となっており、「マレーのストレート勝ち」以外であれば、錦織の突破は決定。つまり、フェデラーが1セットを取った時点で錦織の準決勝進出は決定する。錦織を応援したい人であれば、きっと心の奥底でフェデラーを応援していたことであろう。

そんな文脈で行われたこの試合はフェデラーの完勝であった。セットカウント2-0、しかもゲームカウントは6-0、6-1という究極に近い内容でマレーを粉砕。これによりグループBからはフェデラーと錦織が準決勝へと進出し、日本でもフェデラーの株がさらに上がった形となった。

さて、今回のツアー予選を終えたフェデラーはこの試合後、ある人物と対面していたようだ。その時の様子がこちら。

チェルシーの指揮官、ジョゼ・モウリーニョである。

現在インターナショナルマッチウィークのためチェルシーにはほとんど選手がおらず、ちょっとした休息であったのだろうか。この日、O2アレーナへと出かけテニスを観戦していた。また、フェデラーも大のサッカー好きであると知られており、偉大なる指揮官との遭遇にさぞかしテンションが上がっていたに違いない。

テレビ中継のカメラにも抜かれていたモウリーニョ監督。海外サッカー選手の中にはテニスファンも多く、マレー対錦織戦ではアーセナル戦を終えたティボー・クルトワの姿もあった。モウリーニョ監督の左隣に座っている女性は奥さんのタミさん?

目の前にモウリーニョ監督がいれば、やっぱりこうなる模様。気持ちは分かる。

モウリーニョ監督は英国『Sky Sports』からインタビューも受けたらしい。0-6、1-6という完敗を喫したマレーに「今日は自分たちの日じゃないな、と思う日はあるよ。それがテニスでもフットボールでもね」とコメント。「ひどい敗戦が数多くの勝利の始まりとなることもある」とエールを送った。

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