11月21日（金）に原宿のサッカー＆カフェ「mf」で行われるトークイベント、『Talking About Football』の第21回についてご紹介します。

『 Talking About Football Vol.021 ホルヘ・アルベルト・オルテガ』

「塾で英語を学ぶのと同列に、サッカーを扱わないでほしい。うちのクラブに来る子どもたちは夢を持って、必死に戦う選手であってほしいと思います。」

マラドーナがいた時代にアルゼンチン代表に選ばれ、アルゼンチンリーグの得点王にも輝いたことのあるその人は、日本の子供の自殺率の高さに衝撃を受け、その助けになろうと決意。2002年の日韓ワールドカップ後に家族での日本移住を決め、神奈川県にチームを立ち上げました。

「エスペランサSC 」監督　　ホルヘ・アルベルト・オルテガ

10数年前にゼロから始まったエスペランサSCは現在、小学生のスクール、ジュニアユースとユースのチーム、トップチームを抱え、各チームともに所属リーグの昇格を重ねてきています。ウルグアイリーグのチームでのプロ選手も誕生し、街クラブとしては異例となる自前の人工芝のグランドを持つまでになりました。そして、グランドだけでなく、クラブハウスにトレーニングジム、すべてが手作りです。

「それを作れば彼が来る」という謎の声を聞いた農夫が、生活の糧であるトウモロコシ畑を潰して野球場を造り上げるという映画『フィールド・オブ・ドリームス』を、まさに地で行っているエスペランサSC。

その中心となっているのは、オルテガさんの溢れる熱意と行動力。

今回はそのオルテガさんをお迎えして、どのような想いで日本への移住を決めたのか、どうやってここまでクラブを大きくしてきたのか、子供たちを成長させていく上で何を大事にしているのか、この先どのような未来予想図を描いているのか、さらには、選手時代のことやアルゼンチンサッカーについても、たっぷりお話していただこうと思います。

「子どもたちが変われば、将来の日本サッカーは変わっていくと思います。もちろん時間はかかりますが、ワールドカップを見ても、子どもたちの育成に力を入れることが、日本サッカーの未来につながると思います。」