エヴァートンに所属するGKティム・ハワードが、栄えある賞を受賞している。

現在35歳のハワード。2014年W杯ではその鉄壁のディフェンスが話題となり、1試合16セーブの大会新記録を樹立するなどファンの間でも賞賛されていた。その守備能力から「ハワードに防げないものはない」とソーシャルメディア上で盛り上がりを見せその様々なコラージュ画像も話題となった。

さて、そんなハワードがこのほど、アメリカサッカー連盟が選定する"Athlete of the Year Award"男子部門を受賞したと発表されている。

同賞はこの1年間で最も輝かしい活躍をした選手に送られる賞で、昨年はジョジー・アルティドールが獲得。W杯での活躍からハワードが6年ぶりに受賞する運びとなった。

そんなハワードもこの大会後には家族との時間を優先するため、1年間の代表チーム活動休止を発表していた。しかし、これはあくまで「中断」であり「引退」ではない。2018年W杯が開催される頃には39歳を迎える偉大なGKだが、今回の受賞に際し、アメリカ『ESPN』の中でこんなことをコメントしている。

ティム・ハワード(エヴァートン)

「(代表活動を休止したという決断は)良い決断だった。当時はそのことを心地よく感じていたし、今でもそれが正しかったと感じているよ。

休息する機会、そして子どもたちとたくさん過ごし、彼らとの時間を楽しむ機会を得た。それは私が必要なことだった。けれど、代表チームに復帰することが楽しみだ。私の血は今でも湧き出ているし、あのユニフォームを着るのが大好きなんだ。

もちろん寂しいよ。けれど、私は今自分に必要だったことを優先しそれをしているのさ。

継続的かつ上手くプレーし続けなければならない。それは、私が初めて代表チームでプレーした頃から変わらないさ。31歳だろうが39歳だろうがね。とにかく私は上手くプレーし続ける必要があるんだ。

もちろん、私は年齢を重ね続けている。自分に対して注意を注がねばならないし、健康状態や休息を維持し上手く食べ分けるようせねばならない。しかし、それはもう私のライフスタイルなんだよ。だから、問題にはならないはずさ」

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