ホアン・アイン・ザライ(HAGL)のFWグエン・コン・フオン(背番号44)とMFグエン・アイン・トゥアン(同8)のレプリカユニフォームが爆発的に売れている。用意した1000着余りは1週間で完売し、2億ドン(約111万円)を売り上げた。
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グエン・コン・フオンは黄金世代U-19ベトナム代表のエースで、突破力と決定力が武器。国内外のメディアからは「ベトナムのメッシ」の異名で知られる。一方、グエン・トゥアン・アインは中盤の底からゲームをコントロールする司令塔。ファンやチームメイトからは「ベトナムのピルロ」と呼ばれている。
レプリカユニフォームを着て応援する習慣があまり根付いておらず、特定のベトナム人選手のネーム入りユニフォームを着ることなど滅多にないベトナムでは正に異例のことだ。現在も予約が相次いでおり、HAGLにとっては今季の大きな収入源となりそうだ。
また、今季は入場料収入も大きく上昇すると見られている。ホームのプレイクスタジアムで行われた第1節では、収容人数を大きく上回る約1万5000人の観客を動員。見かねたHAGLのドアン・グエン・ドゥック会長が座席の無い観客数千人をグラウンドに招き入れる事態となった。
今季はグエン・コン・フオン以外にも多くの将来有望な若手が台頭してきている。ベトナムサッカーは今まさに世代交代の時を迎えている。
記事提供元: 「「ベトナムのメッシとピルロ」、レプリカユニフォームがバカ売れ!@Vietam Football」
筆者名:宇佐美 淳
プロフィール:1981年生まれ、愛知県名古屋市出身。2005年に日本語教師としてベトナムに渡り、2010年までホーチミン市の日本語学校・大学などで勤務。2011年から日系企業で翻訳・校正業務を担当。2013年にベトナムサッカー専門サイト「ベトナムフットボールダイジェスト」を立ち上げる。
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