日本時間20日に行われたヨルダンとの大一番を制し、無事アジアカップの準々決勝に進出した日本代表。グループD首位通過を決めている。

相手選手のラフプレーの前に苦しむ時間もあった日本だが、前半のうちに本田が先制点をあげると試合は1-0のまま終盤へ。

他会場ではイラクが先制したこともあり決して気の抜けない時間帯も続いたが、終盤に武藤からのパスを香川が流し込み追加点。試合を2-0で終え、グループステージを突破した。

日本の次なる試合は23日に行われる準々決勝UAE戦。

“天才司令塔"と呼び名の高いオマール・アブドゥラフマンを擁するなど手強い相手となりそうだが、日本が狙うはもちろん連覇である。こんなところでは負けていられない。

さて、グループステージ突破を決めたこのヨルダン戦の結果をふまえ、日本代表に関するいくつかの記録が生まれているようだ。簡単にまとめてみよう。


1. 本田圭佑、代表通算27得点を記録。“アジアの大砲"に並ぶ

日本に先制点をもたらしたのは、今回もやっぱりこの男だった。

これで3戦連続の得点となった本田は日本代表通算27得点とし、“アジアの大砲"高木琢也氏に並ぶ歴代5位タイとなった。

これはMFとしては歴代最多のゴール数である(木村和司26得点、中村俊輔24得点)。

なお、本田が次に更新を目指すのは記録は歴代3位となる原博実氏が持つ37得点。


2. 香川真司は代表通算20得点。ゴン中山まであと1ゴール

貴重な追加点となった香川のゴール。実は、昨年6月のザンビア戦以来となる228日ぶりの得点だった。

代表通算20得点という大台に乗せた香川は、“炎のストライカー"中山雅史が持つ21得点にあと1つと迫っている。

ちなみに、香川がゴールを決めた試合の日本代表の通算成績は17戦13勝1分3敗。目下5連勝中である。


3. 長谷部誠、キャプテンとしての最多出場記録を樹立

遠藤保仁と中盤を組み、さすがの安定感をもたらした長谷部誠。

これが通算86試合目の出場であったが、キャプテンとしてはこれが56試合目の出場。

宮本恒靖氏が保持していた55試合を抜き、単独首位となった。

(現存する資料)


4. 史上2度目となるアジアカップのGS全勝

ヨルダン戦に勝利し、グループDを首位で通過したサムライブルー。

アジアカップのグループステージを3戦全勝で勝ち抜いたのは1996年のUAE大会以来19年ぶり2度目のこと。

また、グループステージを通して無失点を継続したのはこれが初めてである。

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