1月9日の開幕戦で戦ったオーストラリアは惜しくもグループ2位に。その結果、グループBの首位になった中国と戦うことになった。

グループリーグでもシステムをコロコロと変え、変幻自在の戦い方を見せていた中国のアラン・ペラン監督は、ここでも大きく弄ってきた。ウー・レイをワントップにし、左にチー・シャン、右にソン・クァーを入れて4-1-4-1。

狙いは4バックを維持してオーストラリアの得意とするサイドアタックを止め、スペースを作らないこと。そこからスピードがある前線のカウンターを狙うものだった。

序盤はオーストラリアもそれに苦しんだところはあるが、守勢に回り過ぎた中国に勢いがなくなってくると、パワーバランスが変わってきた。

圧倒的に押し込むオーストラリアは、前半こそ点を取れなかったものの、後半開始直後に先制点を奪取。セットプレーの流れからケイヒルが鮮やかなオーバーヘッドで決める!

さらに65分にはジェイソン・デイヴィッドソンのクロスボールから再びケイヒル!

ザ・ケイヒルと言えるようなゴール右隅への狙いすましたヘディングで追加点を決め、オーストラリアが中国を撃破。ベスト4へと駒を進め、1月27日に日本対UAEの勝者と対戦することが決まった。

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