2月12日、イングランド女子スーパーリーグのアーセナル・レディースは「スタンフォード大学からアメリカ代表FWチョマ・ウボガグを獲得した」と公式発表した。
チョマ・ウボガグは2012年に日本で行われたU-20女子ワールドカップの代表選手であり、優勝に貢献したことで知られている左利きのストライカーである。
ナイジェリアにルーツを持っているがロンドンで生まれ、3歳で母が離婚したために兄弟とともにアメリカ合衆国のテキサス州に移住。2011年にスタンフォード大に入学し、4年間で89試合出場、27ゴール37アシストを記録した。
実は彼女、アーセナルの公式サイトでは「生涯アーセナルのサポーターであった」と語られているのみであるが、その最大のライバルであるトッテナム・ホットスパーとの深い縁もある。
ウボガグの祖父にあたるオースティン・エヌーケ氏はナイジェリアの代表選手であり、そしてトッテナム・ホットスパーでプレーしていた元選手である。
もちろん、祖父は熱狂的なトッテナム・ホットスパーのファン。テレビでノースロンドンダービーが行われていると祖父はトッテナムを応援。それに反発する父親のオクウスがアーセナルを応援するようになり、娘の彼女も自然とグーナーになっていったという。
なんと彼女は昨年9月に行われたNCAA(アメリカ大学女子サッカーリーグ)の公式インタビューでも「私は生涯アーセナルよ」と発言しているほどである。
ちなみに、大学での専攻は映像制作であり、2013年にはかの有名なアニメ制作会社のドリームワークスでインターンシップを行ったこともあるという。
ペドロ・マルティネス・ローザ アーセナルレディース監督
「チョマは私がアメリカでコーチングを行っていたころから知っていた選手であり、素晴らしい才能を持っている。非常に創造的で、ゴールチャンスを作るだけでなく、自分でも決められる。彼女は我々にフィットしてくれるだろう」
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