2月19日、『Sportmediaset』は「日曜日に行われるパルマ対ウディネーゼの試合は、無観客で行われる可能性がある」と報じた。
昨年から深刻な経営難に陥っているパルマは、2月15日の期限を過ぎても未払いの給与や税金、債務などが支払われていない状況になっている。会長のマネンティ氏は「給与は振り込んだ」と話しているものの、それはまだ確認されていない。
そして、ついに検察はこのパルマの危機に詐欺師やマフィアが関わっている可能性があるとして、元会長のトンマーゾ・ギラルディ氏の時代まで遡って捜査を行っているという。
『Gazzetta dello Sport』によれば、クラブが銀行に残している金額は4万ユーロ(およそ5億5000万円)。週末に予定されているウディネーゼ戦に向けては、警察や警備員など最低限の人員を雇うことが出来ず、開催自体が危ぶまれている。
しかし『Sportmediaset』によれば、これらのコストを削減するために無観客で試合を行うという手段が検討されており、中止という最悪の状況を避けられる可能性が生まれてきたとのことだ。