『L'Equipe』は「欧州プロサッカーリーグ連盟の会長を務めているフレデリック・ティリエズ氏は、2022年ワールドカップの開催時期が11~12月になる可能性が高くなったことについて、最悪の解決方法をとったと批判した」と報じた。
中東の夏における高い気温を避けるため、先日FIFAの専門調査委員会が2022年ワールドカップを11月~12月に開催するという案を提示。来月の会合においてそれが議論されることが決定している。
欧州のリーグを管轄しているフレデリック・ティリエズ氏は、各国の選手権に大きな影響が生まれると話し、クラブの収入面や放映権料にも問題が出てくるだろうと主張した。
フレデリック・ティリエズ 欧州プロサッカーリーグ連盟会長
「(専門調査委員会の提案をどう思うか?) これは私が守るべきヨーロッパの国別選手権にとっては最悪のソリューション(解決方法)だ。フランス、ドイツ、スペイン、イタリアで何が起こるか想像してみたまえ。
我々は11月にリーグを中断させる。そして2ヶ月後には1月だ。その間、選手はプレーしない。クラブは何の収入も得られない。サッカーファンから国内リーグを奪い、怒るメディアは放映権のディスカウントを要求するだろう。
(しかし、あなたは夏にカタールでプレーすることは出来ないと認める?)
だが、火曜日に行われた決定は不可解だ。欧州プロサッカーリーグ連盟、欧州クラブ協会が12月13日に届けたレポートが反映されていない。スイスの天候調査会社によって5月4日~6月4日に開催が可能だという研究結果が出たことについてね。
これは気温、日光、湿度の問題を考慮し、例えばブラジルやメキシコ、アメリカよりも不良ではないということを示した。我々はこの問題の解決のために多くのことを考えた」