3月3日、イングランドの2部に当たるフットボールリーグ・チャンピオンシップのウィガン・アスレティックが会長の交代を発表した。
今回辞任を発表したのはデイヴ・ウィーラン氏。かつてブラックバーン、クルー・アレクサンドラで選手として活躍し、引退後に実業家に転身した。スーパーマーケットやディスカウントストア、スポーツ用品店などの事業に成功し、1995年にウィガンの会長に就任した。
当時3部のチームだったウィガンをプレミアリーグにまで引き上げ、さらに新スタジアムの建設にも成功。クラブの歴史上最高の時代を作り上げた。
その一方でインタビューでユダヤ人差別、人種差別的な発言があったとして先日イングランドサッカー連盟から5万ポンド(およそ915万円)の罰金を科されている。
クラブにとっては大きな存在であったが、年齢は今年で78。オーナーには残るものの、会長として飛び回るには体力的に厳しいということで、ポストを明け渡すことを決断したという。
そして、彼が後任にと指名したのは、孫にあたるデイヴィッド・シャープ氏。なんと彼の年齢は23歳という若さであった。『ESPN』によれば、おそらく歴史上最年少記録ではないかとの事である。
Dave Whelan steps down as Wigan Athletic chairman with his grandson David Sharpe taking over… http://t.co/ROYXMZIqg8 pic.twitter.com/ordox2uau8
— #March-05# (@ohis_) 2015, 3月 3
デイヴィッド・シャープ氏は英国の名門オックスフォード大学の卒業生で、サッカー選手の経験はない。
ウィガンの本拠地であるDWスタジアムの付近でレストラン『シャーピーズ・フィッシュ&チップス』(すでに閉店)を経営していた実業家で、昨年末にクラブのディレクターに指名されていた人物である。
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