ついに開幕した2015シーズンのMLS。

マンチェスター・シティとニューヨーク・ヤンキースが共同出資する形で誕生したニューヨーク・シティにはフランク・ランパードが、そしてロサンゼルス・ギャラクシーにはスティーヴン・ジェラードが加わる予定であり、シーズン開幕前から大きな注目を集めていた。

その開幕戦も豪華だった。

カカが加入し今季からMLSに挑戦するオーランド・シティが、ダビド・ビジャを新戦力として迎えたニューヨーク・シティと対戦したのだ。試合が行われたオーランドのシトラス・ボウルには6万2510名もの観客が押し寄せ、会場は興奮の坩堝に

試合終了間際にカカがFKでゴールを決め、この開幕戦は1-1で終了したのだが、この試合のキックオフ前のロッカールームでの貴重な映像が公開されている。

この動画を投稿したのはオーランド・シティの公式Youtubeチャンネルだ(しかももうポルトガル語版がある)。

そう実はこれ、キックオフ前の円陣の様子なのだ。こうした「選手しか入れないシーン」を収めた映像は大変貴重である。

チームメイトに向かって熱く語りかけるのは背番号10、カカ。右腕にはキャプテンマークが巻かれている。

カカといえばミランでもレアル・マドリーでもどちらかと言うと大人しめな印象があったが、オーランド・シティではキャプテンに就任している。そしてチームの記念すべきMLS初戦を前に、チームメイトを鼓舞した。

カカは"Let's go out and play together and win this game, everybody together, OK?"と話している。日本語に訳すと「さあいこうぜ、一緒にプレーしてこの試合に勝とう!みんな一緒だ!OK?」となり、特別難しいことは言っていないが、カカの気迫が伝わってくるシーンであった。

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