3月15日、フランス・リーグアン第29節のビッグマッチは意外な結果に終わった。
先週半ばに行われたUEFAチャンピオンズリーグではチェルシーを相手に激戦を繰り広げ、10人になってからのセットプレー2発で勝利を奪うという劇的な結果を手にしたパリ・サンジェルマン。
しかしそれから数日、これによる疲労もあってか、パリ・サンジェルマンの動きは極めて低調。ホームで勝利を奪おうと熱気に満ちたボルドーの圧力によって押し込まれ、シュートどころがボールを保持することすらままならない状況に。
そして、18分にはセットプレーからチアゴ・シウヴァが競り負け、ラミヌ・サネに先制点を許す。
さらに38分には左太もも裏を痛めてしまったダヴィド・ルイスがプレー続行不可能となり、ズマナ・キャマラとの交代を余儀なくされる。
50分にはボルドーのミスから幸運なゴールを決めて一旦は追いつくも…
60分に投入したヨアン・キャバイがすぐに空中戦の着地で足を痛めてしまい、怪我によって3枚目の交代枠を使い切ることに。
ペースが乱れたPSGの隙を狙って攻め込むボルドーは、70分にハズリのゴールで再びリードを奪う。
PSGは84分にロングボールから再び運良くPKを獲得して追いつくも、89分にはプラシルのスルーパスでマリアーノの飛び出しを許し、ノーマークにしてしまったディエゴ・ロランに決勝点を決められてしまう。
過密日程で激戦から間もないとはいえ、首位リヨンを追うパリ・サンジェルマンにとっては痛い敗北となった。