現地時間24日、ドイツの格安航空会社「ジャーマンウイングス」の旅客機がフランス南東部で墜落し、世界中に衝撃を与えた。

150名近い乗客が乗っていたと言われる今回の事故。フランスのオランド大統領は声明の中で「生存者がいる見込みはない」と述べており、その中には邦人も2人含まれていたことが判明している。

今回の事故を受け、シャルケDFベネディクト・ヘヴェデスは自らのTwitterで犠牲者への追悼の意を表し、ドイツサッカー連盟も今月末に行われる国際親善試合で黙祷の時間を設けることを発表している。

そんな今回の事故が起きた旅客機に、あるサッカーチームが搭乗ところだったとスペイン『MARCA』が伝えている。

記事によれば、スウェーデン3部リーグに在籍するダルクルドFFはこの数日間、バルセロナでミニキャンプを行っていた。そして24日に短期合宿を終え、今回事故に遭ったバルセロナ発デュッセルドルフ行きのエアバスA320の搭乗券をすでに手配していた。スウェーデンへは、デュッセルドルフで別の飛行機に乗り換える予定であった。

しかし、そのフライトプランではデュッセルドルフで待ち時間が長くなってしまうため、直前でミュンヘン行きの飛行機に変更していたそうだ。

この事故を知ったダルクルドFFのGKフランク・ペッターソンはTwitter上で知人に対して自身の安全を報告した。

記事によれば、当時バルセロナから北方へと向かう飛行機はわずか4便しかなく、うち3便にダルクルトFFの選手たちが乗ることになったのだという。もちろん残りの1便はジャーマンウイングス社のエアバスA320である。

クラブのスポーツディレクターが「彼らはとてもとても幸運だった」と話すように、まさに九死に一生を得た形であった。

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