23日、欧州各地でUEFAヨーロッパリーグの準々決勝2ndレグが行われ、ゼニトはホームでセビージャと対戦した。

サンチェス・ピスファンで行われた1stレグは、2-1でセビージャが勝利。ゼニトは試合に敗れたものの、アレクサンドル・リャザンツェフが左サイドから豪快に蹴り込み、貴重なアウェイゴールを獲得していた。

そして迎えた2ndレグ、先制に成功したのはセビージャだった。

6分、カルロス・バッカがPKを成功させアグリゲートスコアで1-3とリードすると、ゼニトは48分にサロモン・ロンドンが得点をあげ試合は同点に。これでアグリゲートスコアは2-3となり、ゼニトはあと1点を奪えば全くのイーブンに並ぶところだった。

すると72分、Jリーグでもゴールを量産した“超人"が見事な一発を沈める。

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右サイドのタッチライン付近でボールを持ったフッキ。

ゴールまではかなり距離があったが、相手GKベトが前がかりになっているのを見るとここから左足を振り抜き、ボールはベトの頭上を越えてゴールネットに吸い込まれた。

一般的に山なりのボールはそこまでスピードが出ないものだが、フッキが蹴ったこのボールは相当に速い。そうでなければ、ベトもきっと追いついたはずである。

『Squawka』は、フッキとゴールまでの距離は40ヤード(およそ36.5m)ほどあったとしている。

これほどのボールをわずか2-3ステップで蹴れる選手が世界にどれほどいるのだろうか・・・。

なお、フッキのゴールによりアグリゲートスコア3-3となったが、85分にセビージャFWケヴィン・ガメイロが勝ち越し弾となる値千金のアウェイゴールを奪い勝負あり。EL連覇を目指すセビージャが準決勝に進出している。

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