4月27日、イングランド3部に当たるリーグ・ワンのフリートウッド・タウンFCは、ウズベキスタン1部のロコモティフ・タシケントとのパートナーシップを結んだことを公式発表した。
ウズベキスタンの強豪と言えばブニョドコルとパフタコールであるが、ロコモティフ・タシケントはナサフ・カルシと並んで近年その2強と対抗する新勢力として台頭してきたチームである。
2010年に降格したことがきっかけとなって強化に本腰を入れ、その後多くの有力選手を獲得するなど資金的にもトップクラスとなり、昇格後は3位、2位、2位と上位に定着した。
フリートウッド・タウンも同じく近年急速に力をつけているチームで、10年前には地域リーグに所属していた小クラブであったが、とんとん拍子に昇格を重ね、昨年リーグ・ツーのプレイオフを制して3部に昇格している。
彼らによる異色のパートナーシップは、フリートウッド・タウンがプレシーズンツアーを行うなどの経済的利益を得るほか、ウズベキスタンからは若手選手にイングランドサッカーを経験させるための共同アカデミーを設立する予定であり、両者の強化に役立つものとなっている。
フリートウッドはわずか25000人余りという小さな自治体であり、経済的規模を拡大するためには海外へマーケットを広げていくことが必要となり、その対象がウズベキスタンとなったわけである。
【厳選Qoly】日本代表の2024年が終了…複数回招集されながら「出場ゼロ」だった5名