14日、UEFAヨーロッパリーグ準決勝2ndレグの2試合が行われ、ファイナリストが決定した。

ワルシャワで行われる決勝戦にたどり着いたのは、ウクライナのドニプロとスペインのセビージャである。

ホームでナポリを1-0と下したドニプロは、これが欧州カップ戦初のファイナルである。ウクライナ勢としてのEL決勝は2008-09シーズンのシャフタール以来のこと。ビッグクラブからも注目されるMFエフゲン・コノプリャンカも、素晴らしい活躍を見せていた(ゴール動画はこちら)。

一方、連覇を狙うセビージャは敵地アルテミオ・フランキで0-2の勝利を収めた。強豪同士のカードとして話題を集めたが、2試合合計のスコアは5-0と大差がついた。2006、2007年にかけて連覇を達成したセビージャだが、またしてもそのチャンスが巡ってきた(ゴール動画はこちら)。

イタリア勢の2チームが準決勝に進出していた今シーズンのEL。すでにユヴェントスがCL決勝を決めていただけに、ナポリとフィオレンティーナがにファイナルに進んでいればイタリアサッカー界も盛り上がったはずなのだが・・・両者はともに準決勝の舞台で姿を消した。

CLとEL、いずれも準決勝が終了し残すは決勝戦だけとなったわけだが、その結果現在のUEFAランキングはこうなった。

UEFA Country Ranking

#1 Spain 99.427
#2 England 80.391
#3 Germany 79.415
#4 Italy 70.510
(as of 15 May 2015)

注目すべきは二点だ。

一つは、以前から注目されていたイングランドとドイツの差である。バイエルンが準決勝に進出したことで両者はポイントで肉薄していたが、1stレグを0-3と落としたことでこの差を詰めきれず。シーズンはいまだ終了していないが、上位陣に変化はなさそうである。

また、ナポリやフィオレンティーナ、ユヴェントスの躍進により、イタリアは大台の70ポイントに乗せている。一時は5位転落の可能性もあった同国だが、今シーズンの成績によりポイントを大きく加算した形だ。

CLやELの出場チーム数は、直近5シーズンのランキングが対象となる。つまり、翌シーズンの各コンペティションの出場枠は2010-11シーズンから2014-15シーズンまでの成績が反映されるが、今シーズンに獲得したポイントだけを見ると、イタリアは19.000。これはスペインの19.642に次ぐ数字である。

UEFA Country Ranking

#1 Spain 99.427
#2 England 80.391
#3 Germany 79.415
#4 Italy 70.510
#5 Portugal 61.382
#6 France 52.41
#7 Russia 50.498
#8 Ukraine 45.166
#9 Netherlands 40.979
#10 Belgium 37.200
(as of 15 May 2015)

なお、現時点でのUEFAランキングの上位10ヵ国はこのようになっている。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手