5月21日、バルセロナに所属していたスペイン代表MFチャビ・エルナンデスは記者会見を開き、今季限りでチームを離れることを発表した。

1998年にトップチームに昇格し、これまでリーグで500試合、公式戦では750試合以上に出場。名実ともにクラブ史上最高のレジェンドになったものの、ブラウグラナのユニフォームを着たまま現役を離れることを選択しないという結末となった。

チャビは今夏カタール1部のアル・サッドに2年契約で加入すると共に、同国の巨大スポーツ選手育成組織であるアスパイア・アカデミーで指導者としてのキャリアを始めることになる。

会見でチャビは以下のように話し、バルセロナからは2018年までの契約延長を打診されていたこと、そしてそれを断ったことを明かした。

チャビ・エルナンデス

「昨年の夏にチームを離れることになれば、それは少し早すぎただろう。僕は一年間ずっとそれを考えてきたし、とても難しい決断だった。

ファンが僕の歌を歌い始めたとき、僕は鳥肌が立った。そして考えさせられた。さらに、ここに残るようにオファーを受けていた。しかし、僕の心は決まっていたんだ。それは僕の頭と体が答えたものだ。心はもっと難しかった。僕は生粋のバルサファンだからね。

フットボールについて、ルイス・エンリケ監督とはたくさん話してきた。シーズンの初めに、僕はチームを離れたいと話した。そして彼は残って欲しいと頼んだ。彼は本当に率直な男で、正直だ。それを感謝しなければならないと思う。

最後の物語は壮観だ。我々はリーグを勝ち取った。そして土曜日、最後にサポーターの前でそれを掲げられることに興奮している。毎分毎秒を楽しみたい。

15年が経って、スターターになれないことは足枷だ。僕は謙虚になり、グループを助ける必要があった。僕はこのシャツを愛している。

僕はとても幸せだ。これ以上良いキャリアはない。あとは残っている二つのトロフィーを得るだけだ。最も良い瞬間を選ぶのは難しい。最初の時から最後までそれを楽しんできたからね。

バルセロナはこの30年で哲学を勝ち取った。それは勝利し続け、競争し続けていくだろう。クラブはいつもその道を歩いてきた。偉大であり続けると確信している。バルサのミッドフィルダーは、我々の試合、我々の基本的な哲学を理解していなければならない。

別のチームのシャツを着ることは難しい。僕はそれを想像したことはなかったし、求めてもいなかった。僕は仲間や友人を本当に懐かしく思う。中心的な選手だったと覚えておいてくれればと思う。

僕は最近緊張を感じていて、神経質になっていた。それは特別な状況で、感情が入り交じっていた。郷愁や悲しみ、そして喜び。僕はクラブのために正しいタイミングを選びたかった。そして今は残り二つの決勝戦に集中している。

我々はその両方で優勝候補であるが、決して容易ではない。アスレティックもユヴェントスも、非常にタフな相手だ」

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