5月31日、ロシアサッカー連合は「会議で行った信任投票の結果、ニコライ・トルスティフ会長の解任が決まった」と公式発表した。
2018年にワールドカップの開催を控えているロシアであるが、近年は資源価格の下落によって経済に大きなダメージが広がっており、それはスポーツ面のプロジェクトを取り巻く状況も例外ではなくなっている。
ワールドカップに向けた予算が一部削減され、ファビオ・カペッロ代表監督の給与も支払うことが出来なくなり、苦しい状況に陥っている。
ニコライ・トルスティフ会長は2012年から現職を務めてきたが、その任期中に連合の債務が2430万ユーロ(およそ33億円)まで増大したことから批判が高まっていた。
信任投票の結果全449票のうち235票が解任支持に回り、即時トルスティフ会長の交代が決まった。この後は暫定的に副会長のニキータ・シモニャン氏が代行を務める。