6月24日、『Le10Sport』は「ディナモ・モスクワは、マテュー・ヴァルブエナのフランス復帰の噂を否定した」と報じた。
ロシアで近年力を付けているディナモ・モスクワは、6月19日にUEFAからファイナンシャル・フェアプレー制度に違反したことにより1年間の欧州カップ戦出場禁止という処分が言い渡された。
これによってロシア・プレミアリーグ4位になったことで獲得していたヨーロッパリーグ出場権は抹消されることになった。
これを受け、昨年ディナモ・モスクワに加入したフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナはマルセイユへの復帰という選択を考えていると報じられ、本人がマルセロ・ビエルサ監督に好意的なコメントをしたという話でも話題になった。
しかし、ディナモ・モスクワのSDを務めているグラム・アジョイエフは『Sports Express』の取材に答え「ヴァルブエナは火曜日にクラブに呼ばれたが、その情報は嘘だと話した」と主張し、退団を否定している。
また一方で『RMC』ではマルセイユのヴァンサン・ラブルヌ会長も公式にヴァルブエナの復帰は難しいと話した。その理由はロシアで受け取っている月30万ユーロ(およそ4140万円)という高額の給与で、マルセイユの状況では獲得することは出来ないと主張している。
しかしながら、『L'Equipe』は「マテュー・ヴァルブエナに対し、トルコ1部のガラタサライが興味を示している」とも報じている。
自国開催のEUROまであと1年というタイミングでヴァルブエナが移籍を決断するかどうか、今後のマーケットで大きな注目を集めそうだ。