7月15日、オーストラリア・Aリーグのウェスタンシドニー・ワンダラーズは「コーチングスタッフの一人として、元バルセロナ下部組織の指導者であるアンドレス・カラスコと契約した」と公式発表した。

昨年アジアの頂点に立ちながらも、リーグでは昨季10チーム中9位と低迷し、シーズン終了後に多くの選手を入れ替えることになったウェスタンシドニー・ワンダラーズ。

コーチングスタッフについても変革が進んでおり、先月はポポヴィッチ監督の旧友でもあるゼリコ・カラッツ氏をゴールキーパーコーチとして雇い入れた。

さらに今回はコーチとして元バルセロナの指導者、アンドレス・カラスコ氏を引き抜くことに成功した。

アンドレス・カラスコ氏は1998年にバルセロナのアカデミーでコーチとしてのキャリアを初め、2005年からはマラガB、2011年からはジョージアのディナモ・トビリシを指導していた。

そこでは先日ウェスタンシドニー・ワンダラーズが獲得した元バルサの指令塔アンドレウとともに戦っており、この二人は師弟関係にある。

かつてのアデレード・ユナイテッドに代表されるようにパワープレーが多かったオーストラリア・Aリーグであるが、この数年で一気に状況は変化し、マイボールを大事にする戦術が急速に広まっている。

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