7月21日、『Telegraaf』は「1978年のワールドカップに出場したMFディック・ナニンガ氏が死去した」と報じた。
ディック・ヤコブス・ウィレム・ナニンガは1949年生まれで、享年66歳。1974年から所属したローダJCで8シーズンプレーし、225試合で107得点を決めるなどチームの歴史上最多記録を樹立した伝説の選手である。
また、1978年のワールドカップではオランダ代表の一員としてプレー。二次グループリーグの西ドイツ戦で退場し、決勝戦ではアルゼンチンを相手にゴールを決めたことで知られる。
1986年に現役を引退してからは糖尿病に悩まされるようになり、2012年には生命の危機に遭遇。5ヶ月の人口昏睡状態を乗り越えて一命は取り留めたものの、その後に左足、そして2014年には右足を切断しなければならない状況となっていた。
そして近年はベルギー東部の街ネーロエテレンで療養生活を送っていたが、数週間前から高熱を伴う体調不良に悩まされ、7月21日に息を引き取ったとのことだ。
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