アルゼンチン1部の首位決戦、ボカ・ジュニオルス対サン・ロレンソ戦がラ・ボンボネーラで行われた。

結果は0-1でサン・ロレンソが勝利。決勝点は後半アディショナルタイム、ボカのゴール前でのパスミスから生まれた形であった。

ボカMFロドリゴ・ベンタンクールのパスが相手FWマウロ・マトスにカットされると、そのままゴールへ…。

この痛恨のプレーから土壇場で失点したボカは0-1で敗戦。この結果、サン・ロレンソが勝ち点1上回り首位へと躍り出た。

首位陥落となった責任を感じていたのか、ベンタンクールは試合後涙を浮かべているようにも見えた。

ウルグアイ出身のベンタンクールは1997年の18歳。ボカの下部組織で育成されてきた選手で、今年に入ってトップデビューしたばかりの若手である。今季は11試合に出場しており、この日は約2か月ぶりの先発出場だったのだが、最後に辛すぎる出来事が待っていた。

ボカのロドルフォ・アルアバレーナ監督はこの件について、「ベンタンクールはミスをし、傷ついた。皆で助け合わなくてはならない。彼は18歳だが、多くのパーソナリティと特性を持っている」と語っていたという。

また、サン・ロレンソのエドガルド・バウサ監督も「かわいそうな子だ。こういったことは我々を喜ばせるものではない」とコメントしていたそうだ。

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