20日に行われたリーガ・エスパニョーラ第4節バルセロナ対レバンテ戦。

この試合ではバルセロナのルイス・エンリケ監督がちょっと変わった采配を見せた。

カンテラ出身の20歳で、トップチームでは僅かな時間しか出場していないサンドロ・ラミレスをセンターフォワードの位置で先発起用させたのだ。

さらにルイス・エンリケ監督は右サイドにムニール・アル・ハッダーディを、左サイドにはネイマールを配置。バルセロナの3トップといえばメッシ×スアレス×ネイマールの“MSN”が有名だが、このレバンテ戦で指揮官はそれらを“解体”し、さらにはメッシを中盤で起用するという新しい試みをトライしたのだ。

試合はリオネル・メッシのゴールなどでバルセロナが4-1と快勝。ここまでリーガ3試合で1得点と元気のなかったメッシだったが、この試合でPKを含む2得点をあげている。

バルセロナでゴールを量産し続け、すでにリーガ最多得点保持者となったメッシ。

しかし、このレバンテ戦では実に233試合ぶりとなった出来事があったという。

『Infostrada Sport』によれば、メッシが中盤のポジションで先発した試合でゴールをあげるのは、実に233試合ぶりだったという。

メッシはバルセロナで400ゴール以上を上げており、280得点以上を記録している。

同メディアが言う「Only 1 of Lionel Messi's last 232 competitive goals」というのが「直近232試合しかデータがなかった」のか、それとも「単純に233試合ぶりのこと」なのかは不明だが、いずれにしてもメッシが中盤で起用されるケースは珍しく、その試合で得点をあげるというのはかなりレアな出来事であったようだ。

ちなみに、この日先発出場したFWサンドロ・ラミレスは90分間のフル出場。これまでトップチームで4試合の出場経験があるが、そのプレー時間はいずれも25分以下であり、思い切った采配であったといえよう。

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