2018年ロシアW杯の出場権を懸けた南米予選がいよいよスタートした。このほど第1節が行われたのだが、いきなりの波乱があった。

ブラジルとアルゼンチンがそれぞれチリ、エクアドルに0-2で敗れたのだ。南米の雄である両者が同じ日にW杯予選で負けるのは、史上初だと『Opta』が伝えている。

ブラジルはネイマール(出場停止)、アルゼンチンはリオネル・メッシ(負傷)を欠いた戦いだったのだが、まさかの黒星スタートとなった。

アウェイで敗れたブラジルのドゥンガ監督は「ゴールが決まるまでは試合はとても拮抗していた」と語りつつ、終盤(後半27、45分)に奪われた失点を悔やんでいた。また、フル出場したDFダニ・アウヴェスは「予選は常に難しいものだと分かっている。批判には慣れている」と述べていたという。

一方、アルゼンチンは地元ブエノスアイレスで残り時間10分を切った時間帯から立て続けに2点を失い、痛恨の敗戦となった。タタ・マルティノ監督は「ひどい夜だった。エクアドルは全てのセクション(ポジション?)において我々を打ち破った」、「私は怒っているし、悲しい。選手たちがこのような形でスタートしたことに」などと述べていたそう。

また、前半20分すぎに途中交代となり、ハムストリングを痛めたと見られているセルヒオ・アグエロについては、「マンチェスターの最後の試合で問題を抱えていた。今週我々はケアを行い、彼はよく動けていた。だが、不運にも(試合で)不快さを感じ、彼を失うことになった」などと語っていたという。

両チームは来週のミッドウィークにベネズエラ(vsブラジル)、パラグアイ(vsアルゼンチン)と戦う予定だ。

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