12日、『Corriere dello Sport』や『ASNA』など各メディアは「イタリア財務警察は、セリエA、及び数クラブのオフィスを捜索し、資料を押収した」と報じた。

イタリアでは金曜日にインフロント(ゼップ・ブラッターFIFA会長の甥が設立したメディア権利企業)のコンサルタントを務めていたアンドレア・バローニ氏がマネーロンダリング、及び脱税の容疑で他逮捕されていた。

バローニ氏はスイスやイギリス、そして各地タックスヘイブン(租税回避地)などを利用したマネーロンダリングを10年以上続けていたと言われている。

その逮捕から2日、今度はこの捜査から波及した問題がセリエAのクラブにまで広がることになった。

セリエAの放映権は今シーズンから更新されている。2015~2018年の権利がSky Sports、Sportmediasetの両社に売却され、その額は以前よりも1億1400万ユーロ多い9億4300万ユーロ(年間)になった。

しかしこの取引の入札において、インフロントの社長を務めるマルコ・ボガレッリ氏らが共謀して談合を行ったのではないかという容疑がかかっている。

イタリア財務警察はセリエAのオフィス、ならびにいくつかのクラブのオフィスを強制捜査し、いくつかの文書を押収したとのことだ。なお、クラブ名については明らかにされていない。

【Qolyインタビュー】FC琉球の元日本代表DF藤春廣輝が明かす…「伝説のCS浦和戦、あわやOG→劇的決勝弾」「オーバーエイジで出場したリオ五輪」の裏側