2014年ワールドカップとコパ・アメリカ2015の両大会でチームを決勝に導くなど、すっかりアルゼンチン代表のエースとしてお馴染みであるリオネル・メッシ。

アルゼンチンの背番号10といえば、ディエゴ・マラドーナやアリエル・オルテガ、フアン・ロマン・リケルメといったクラックたちが代々背負ってきたわけだが、今や世界中のサッカーファンがメッシをアルゼンチンの“No.10”だと理解している。

そんなメッシだが、アルゼンチン代表ではなくスペイン代表になっていた可能性を英国『Independent』が伝えている。

メッシはアルゼンチンのロサリオで生まれ、13歳の時にバルセロナの下部組織に加入するために移住した。そこからメキメキと力をつけバルセロナでも頭角を現し、2005年に18歳でアルゼンチンのフル代表の初招集された。

しかしビセンテ・デル・ボスケ監督によれば、当時のスペインサッカー連盟もメッシに注目していたようで、メッシに対してスペイン代表としてプレーしないか誘っていたのだという。

ビセンテ・デル・ボスケ(スペイン代表監督)

「当時はそういった試みがあった。

しかし、彼は生まれた国の代表チームでやっていくことを決心した」

メッシはこれまでアルゼンチン代表で主な国際タイトルを獲得できていない。

一方、スペイン代表はバルセロナの黄金期も重なってEURO→ワールドカップ→EUROという異色のメジャー大会三連覇を果たすなど、2008年から2012年にかけて栄華を誇った。

それだけにあのスペイン代表にメッシがいればどのようなチームになっていたのか、より想像が広がってしまう。

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