『Daily Mail』は「ジョゼ・モウリーニョ監督の統計において、下部組織出身の選手にチャンスをほとんど与えていないことが明らかになった」と報じた。

近年海外からの流入が多くなり、イングランド人選手にチャンスが与えられない状況が続いているプレミアリーグ。

しかし、その中でもチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は。2004~2007、2013~現在の5年半において9名しかトップチームで起用した例がなく、しかも定着した人物が一人もいないという。

さらにベンフィカに就任した2000年9月から現在までの15年間においても、ユースから昇格した選手を起用したのは僅か23名に過ぎず、チェルシーの9名は539分しかプレーしていないとのこと。

モウリーニョ監督が下部組織からトップチームで起用した選手

ベンフィカ時代:1名

ディオゴ・ルイス

ウニオン・レイリア時代:1名

ジョアン・パウロ・アンドラーデ

ポルト時代:3名

リカルド・コスタ、ジョカ、ウーゴ・ルス

チェルシー時代:9名

ネイザン・アケ、アンドレアス・クリステンセン、アンソニー・グラント、サム・ハッチンソン、ルーベン・ロフタス=チーク、レニー・ピッジリー、ジミー・スミス、ジョン・スウィフト、スティーヴン・ワット

インテル時代:2名

レネ・クルヒン、ダヴィデ・サントン

レアル・マドリー時代:7名

アントニオ・アダン、アレックス・フェルナンデス、ヘセ・ロドリゲス、ホセ・ロドリゲス、フアン・カルロス、ナチョ、トマス・メヒアス

なお、チェルシーはロマン・アブラモヴィッチ氏の就任から1億ポンド(およそ187億円)の資金をアカデミー開発に使用しており、そのリソースが上手く生かされていないという指摘もされている。

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