『Betfair』は「スウォンジー・シティの新監督候補として、ロベルト・ディ・マッテオ氏とジョゼ・モライス氏が急浮上してきた」と報じた。
先日クラブの功労者でもあるギャリー・モンク前監督を解任することを決断したスウォンジー・シティ。
ところが、それからしばらく経っても次の監督が決まらない。当初最有力だと言われていたブレンダン・ロジャーズとデイヴィッド・モイーズはこの仕事に興味がなく、他の候補も消滅した。
その後一気に大きな噂になったのはマルセロ・ビエルサ氏であるが、これに関しては公に暫定監督が「彼のことをググっている」と話しつつも、交渉の進展は聞かれない。
停滞している状況を受けて、ベッティングサイト(あらゆることを賭けの対象とするオンラインギャンブル)では、オッズ(倍率)に動きが見られており、チェルシー関連の人物が浮上しているようだ。
なお、1位に関しては依然としてマルセロ・ビエルサ氏になっているが、倍率については5.60。以前は1.4倍という超本命だっただけに、かなり可能性は低くなっているのではないか? と推測されている。
一方で急浮上してきたのは、ジョゼ・モライス氏だ。彼は2000年からジョゼ・モウリーニョ監督の下で働いてきたアシスタントであり、今年もチェルシーで副官としての仕事をこなしていた。
監督としてはエスペランス・チュニスやアル・シャバブ(サウジアラビア)、イエメン代表などの経験しかないが、名将の薫陶を受けてきた指導者だ。彼の倍率は5.70とビエルサに接近している。
そして、それに次ぐのがチェルシーに初のチャンピオンズリーグ優勝をもたらしたロベルト・ディ・マッテオ氏だ。
今年シャルケ04を離れて以来はフリーエージェントとなっているが、イングランドでの経験もあり、カリスマも持っている。彼の倍率は6.0で、上と比べてもそれほど差がない。
続いて、以前から話があるグスタボ・ポジェ氏が6.4倍で続いている。彼についてはより上位の選択肢が消えた際のオプションになるのではないかと考えられている。