昨年夏のマーケットでフィールドプレイヤーを獲得せず、ペトル・チェフだけの補強に留めたアーセナル。
前半戦では比較的好調なパフォーマンスを見せたものの、やはり怪我人の増加には苦しめられ、中盤と前線は厳しいやりくりを強いられた。
1月のマーケットでは「3人を補強する」とも言われており、現在の動向には大きな注目が集まっている。
この数日で新たなガナーズの一員となる可能性があると報じられている6名をまとめてみた。
ムハンマド・アル・ナーニー(23歳)
エジプト代表MF / バーゼル(スイス)
『Transfermarkt』による市場価値:
280万ポンド(およそ5億円)
すでに「取り引きについては完了した」と言われるのが、エジプトの天才司令塔ムハンマド・アル・ナーニーだ。移籍金は740万ポンド(およそ13.1億円)であると伝えられた。
2012年のロンドンオリンピックでは日本代表と対戦した経験を持つボランチは、若くしてスイスへと渡り、ヨーロッパでも指折りの評価を得るまでに至った。
攻守に貢献できる万能性に決定的なパス、セットプレーでの得点力まで備える彼は、今ではエジプトの未来を担うとまで言われる存在になった。
しかし、アーセナル移籍に向けては労働許可証という大きな問題がのし掛かっている。エジプトのFIFAランキングは57位と、特例措置がなければ発効されない状況だ。