中国1部超級リーグに、今世界が注目している。

莫大な資金力を武器に各国からスター選手大量補強し、フレディ・グアリンやラミレス、ジェルヴィーニョといった各国代表クラスの選手もこの冬ヨーロッパから移籍を果たした。また、各クラブともルイス・フェリピ・スコラーリやグレゴリオ・マンサーノといった名将を監督に招いている。

29日には、カメルーン代表MFステファヌ・エンビアも自身のTwitter上で河北華夏に移籍することを発表した。

そんな「中国バブル」を裏付けるデータがあった。

『transfermarkt』によれば、この冬中国超級リーグの各クラブが補強に費やした金額は、ついにプレミアリーグを抜き世界最高額となったようだ。

こちらは、各国リーグがこの冬に費やした金額を示すグラフである。

左から順に順位、リーグ名、総支出(補強に費やした移籍金の総額)、総所得額、差額となっている。

こちらは日本時間29日(金)午後3時現在の状態。このグラフはリアルタイムに動くため今後の動向によっては順位が逆転する可能性もあるのだが、現時点で中国超級リーグが補強に費やした額は1億883万ポンド(およそ187億8550万円)。

一方、プレミアリーグは1億445万ポンド(およそ181億1287万円)となっており、ついに中国超級リーグが補強額で世界一となったのだ。

ちなみに中国超級リーグは全16チームであり、プレミアリーグは全20チーム。4チーム少ないながらも、補強額であのプレミアを上回ってしまったというから凄い。

また、注目すべくは4位である。なんと、中国2部甲級リーグがランクインしているのだ!3332万ポンドという移籍金(およそ57億8900万円)は、ブンデスリーガやリーガ・エスパニョーラさえ凌ぐ額だ。

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