8日、クリスタル・パレスに所属しているエマニュエル・アデバヨールは、自身のFacebookで「トーゴ代表への招集を拒否する」という意向を発表した。
昨年トッテナム・ホットスパーを相互の合意の下で退団し、半年以上の無所属期間を経験したアデバヨール。
多くのクラブと噂になっていたもののなかなかクラブは決まらず、今年に入ってようやくクリスタル・パレスと契約することに成功した。
長い間ピッチから離れていたが、2月13日のワトフォード戦ではゴールも決めることに成功し、攻撃力不足に苦しむチームの貴重な戦力になっている。
ただ、そのフィットネスについてはまだまだであると言われており、アラン・パーデュー監督はまだスタメンで継続的に使う段階にはないと考えているという。
アデバヨール自身も100%になっていないことは感じているのか、今月末の試合に向けては「トレーニングを中断したくはない」として代表の招集を断る意向であるという。
Salut mes chers compatriotes, cette lettre explique clairement ma décision. Merci pour votre compréhension. Mesdames...
Posted by Emmanuel Adebayor on 2016年3月7日
エマニュエル・アデバヨール
「チュニジアとの試合に向けて、僕を招集してくれたことに感謝する。
自分の国のためにプレーできるのは光栄なことだ。しかしながら、僕はこれが適切なタイミングではないと思っている。
皆が知っているとおり、僕はロンドンで新しいチームと契約したばかりであるし、メンタル的にも、フィジカル的にも100%にしておきたい。そのためにやれることは何でもやる。
僕はクリスタル・パレスで厳しい練習をしている。それは残りのシーズンで最高の結果を残すためだ。
そして、残念ながら、このようなこと(招集)は肉体的にも精神的にも自分に影響があるものであり、トレーニングを中断したくはないのだ。
そして、僕はその申し出を断らなければならない。これらの試合で、チームの一員になるためにね。
来たるべき試合において、素晴らしい成功を収められるように願っているよ。僕はトーゴ代表の最高のファンになろう」