スタンフォード・ブリッジでチェルシーを下し、CLの舞台で見事4シーズン連続となる準々決勝進出を決めたPSG。

ジエゴ・コスタに同点ゴールを奪われるなど接戦を予感させる時間帯もあったが、90分を振り返ってみればPSGが終始ゲームを支配するといった試合であった。

この一戦で最も多くのパスを回したのが、チアゴ・モッタだ。

モッタは両チームを通じて最多となる119本のパスを送り、うち111本を成功。マルコ・ヴェッラッティ不在のPSGでゲームを組み立てていた。

そんなモッタだが、このゲームでのあるプレーが波紋を呼んでいる。

こちらは、1-1で迎えた44分のシーン。フィフティなボールにセスク・ファブレガスとモッタがチャレンジし、両者がハイキックを見せたのだ。

この場面ではまずセスクが右足の裏でモッタの左膝あたりを蹴っており、その直後にモッタは左足の裏でセスクの胸を蹴ってしまっている。まるで、2010年のワールドカップ決勝でナイジェル・デ・ヨングがシャビ・アロンソに見せたファウルのように危険なものだった。

結局この場面ではセスクに対してイエローカードが提示されたのみであったのだが、一部のチェルシーファンから「モッタにも警告が出るべきなのでは?」という声が出ていたのだ。

確かに危険なファウルだが、ここはすぐに痛がって倒れたモッタの方が一枚上手だったかもしれない…。

なお、モッタはこの直前にすでにイエローカードを受けていた。

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