『Daily Mail』は「マンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督は、プレミアリーグのクラブは戦術を変更すべきではないと話した」と報じた。
この10年間で飛躍的な成長を遂げ、世界でも突出したリーグとなったイングランド。マーケットでの支出額は3倍に達しており、どれだけの拡大を続けているかを示している。
その一方で、ヨーロッパの舞台ではそれほど目立った結果を残せておらず、10年間でチャンピオンズリーグを制覇したのはマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが1度ずつ。その理由は過密スケジュールの問題、戦術の問題などと推測されている。
しかし、マヌエル・ペジェグリーニ監督は欧州に合わせて英国の伝統を変化させるのは良いアイデアではないと話した。
来季マンチェスター・シティに就任が決まっているペップ・グアルディオラ監督の手法をチクリと指摘しているようにも感じられるが・・・
マヌエル・ペジェグリーニ
「私にとっては、プレミアリーグは世界で最高のコンペティションである。そこにはいかなる疑いも存在しない。
ここにある全てのチームが、とても良いプレイヤーを持っている。そして、ファンはこのプレースタイルを愛している。
イングランドのクラブが、ヨーロッパでの成績を改善させようとしてこれらの物事を変化させる・・・というのは良いアイデアではないと私は思う。
おそらく、彼らはスペインのようによりテクニカルなサッカー、そしてヨーロッパで違いを生み出せる選手たちを持とうとする。
しかし、もし『イングランドは、ヨーロッパでの成績を改善させるため、今の試合を変化させるべきだ』と言われれば、私は“それは誤りだ”と言うだろうね。
レアル・マドリーとバルセロナは、世界で最高の選手たちを備えていると思う。しかし、プレミアリーグはまだ世界で最高のリーグだよ」