2日、リーガ・エスパニョーラで全世界注目の一戦、バルセロナ対レアル・マドリーのエル・クラシコが行われ、試合はすでにお伝えした通り2-1でマドリーが勝利。0-4の完敗を喫した前回対戦のリベンジを果たした。

この試合、日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督が現地観戦し、『WOWOW』の中継に出演したことでも注目を集めた。

ワールドカップ予選シリア戦翌日の30日深夜に現地へ向かうという強行スケジュールの中、出発前の会見で両チームについて語った言葉を今更だが簡単にまとめておきたい。

シリア戦の興奮から前日はAM2時ごろに帰宅した後、4時近くまで寝られなかったというハリルホジッチ監督。

現地で観られることが「楽しみで仕方がない」と言っていた彼が両チームの違いとして語っていたのは、スター選手のケミストリーという点。「サッカー史上最高の3トップといって過言ではないかもしれない」と評したバルサの“MSN”がピッチ外でも仲が良いのに対し、マドリーの“BBC”は連携に問題を抱えていると指摘した。実際の試合では、そのロナウド、ベイルらの献身さがアウェイでの大きな勝利に繋がったことは言うまでもない。

また、代表選翌日らしい「両チームで通用する日本人選手はいるか?」という質問には、「正直に答えれば、想像の通りだ」としつつ、「ただ、世界的に見ても多くはない。それぐらい、特にバルサは次元が違う」と答えている。

マドリーに関しては多くのサッカーファンと同様、「カンプ・ノウで勝つのは難しい」としていたが、そこを今回打破したのがジネディーヌ・ジダン監督率いるチームだった。その一因として、ハリルホジッチ監督も「宇宙人」という表現を使った“MSN”が、直前の南米予選の疲れからか地球人レベルだったことが挙げられる。

試合を決められる3人が仕事をできなければ、バルサといえどやはり付け込む余地はある。今週チャンピオンズリーグで対戦するアトレテイコ・マドリーにとっても勇気づけられるクラシコとなったことだろう。

CL準々決勝1stレグ、バルセロナ対アトレティコ・マドリーは5日に行われる。

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