『L'Equipe』は、「カタール代表FWアクラム・アフィーフは、来季ビジャレアルに移籍することが決定した」と報じた。

アクラム・ハッサン・アフィーフは1996年生まれの19歳。タンザニア出身の父、イエメン出身の母を持っているカタール生まれのストライカーで、カタールのスポーツ選手育成組織であるアスパイア・アカデミー出身だ。

彼は16歳から国外で修行を行っており、セビージャとビジャレアルの下部組織を経験した後、今年ベルギー2部のオイペンへと移籍していた。

昨年はカタールのフル代表にも選出されており、ブータンとのワールドカップ予選では初ゴールも決めている。加速力とスピードあるドリブルを得意としているアタッカーだ。

なお、兄のアリ・アフィーフはレフウィヤでプレーしており、こちらもカタールのフル代表で常連となっているアタッカーである。

彼の保有権はカタールのアル・サッドが所有していたが、同クラブが今回ツイッターで「ビジャレアルへの移籍に合意した」と公式発表。来季は古巣のトップチームでプレーすることが決まったという。

なお、カタール人選手がスペインのトップリーグでプレーするのはこれが初めてのケースとなる。

2022年にワールドカップを開催することが決まっているカタールにおいて若手の育成は急務。アクラム・アフィーフにはこれまで以上に注目が集まりそうだ。

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