市立吹田サッカースタジアムでここまで結果の出ていないガンバ大阪。
J1とACLを合わせて8試合を戦いわずかに1勝とあまりに極端な成績であったのだが、先週末行われたジュビロ磐田戦を2-1と勝利し、新スタジアムで今季2勝目をあげた。
そんなこの試合で生まれた先制点がなかなかお見事であった。
0-1とリードされ迎えた45分、右サイドでボールを持った宇佐美貴史が遠藤保仁とパスを交換し、ゴール前にパスを送る。
するとこれをアデミウソンが巧みにコントロールし、小さなスペースにボールを運ぶと、八田直樹が守るゴールから得点をあげた!
宇佐美からパスが出た時点で、アデミウソンには大井健太郎がしっかりとマークについていた。足元でトラップしていれば、おそらくゴールは狙えなかったはずだ。
しかし、さすがはU-21ブラジル代表経験のあるアデミウソンである。
前方やや右方向にわずかなスペースを見つけると、まるで吸い付くようなトラップでボールを浮かし、シュートにまで運んだ。
磐田の最終ラインは浅く、すぐ背後にはGK八田がいた。そのためわずかでもコントロールが狂えば相手にボールを奪われるという状況であったが、寸分の狂いもない繊細なタッチで先制点をもぎ取った。
2014年にはトゥーロン国際で3ゴールをあげ、一時はリオ五輪への出場も期待されたアデミウソン。今季は新天地のG大阪でやや苦しんでいる印象もあるが、そのポテンシャルはやはり本物であろう。
【厳選Qoly】日本代表の2024年が終了…複数回招集されながら「出場ゼロ」だった5名