このほどロシア1部のレギュラーシーズンが終了。CSKAモスクワが、2シーズンぶりの優勝を果たした。

一方で波乱もあった。最終節でゼニトに敗れたディナモ・モスクワが15位で2部降格となってしまったのだ(13位14位は2部との入れ替えプレーオフ)。

昨季は4位だった古豪ディナモにとって、創設93年目で初の2部降格。ラスト9試合で勝ち点1(1分8敗)と大ブレーキとなり、無念の結果となってしまった。

ディナモは1月にアレクサンドル・ココリンとユーリ・ジルコフの主力2人が揃ってゼニトへ移籍。さらに今月になってアンドレイ・コベレフ監督がチームを去り、ユースを指揮していたセルゲイ・チキシェフが暫定監督に昇格。彼が最後の3試合を率いたが、結局3連敗となり荒療治も実らなかった。

そのチキシェフ暫定監督は、10日で3試合を戦うクレイジーな状況にあり、時間を掛けて分析することもできなかったと嘆いていたという。また、クリストファー・サンバやパヴェル・ポグレブニャクといった経験あるベテラン選手が負傷のためラスト2試合を欠場したことも痛かったようだ。

チキシェフ暫定監督は、「初めてのことであり、来季がどうなるかまだ言える状況にはない」ともコメント。さらに、2部にはユースチームのためのトーナメントがないそうで、若手選手への影響も懸念されているようだ。

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