イケル・カシージャスの加入で注目を集めた今季のポルト。だが、シーズン途中でフレン・ロペテギ監督が解任されると、リーグでは屈辱の3位(2位スポルティングとの勝ち点差は13)に沈んだ。
そのポルトはタッサ・デ・ポルトガル決勝でブラガと対決。タイトルを賭けたシーズン最終戦では、凄いゴールが生まれた。
(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)
1点を追う後半アディショナルタイムに、ポルトのFWアンドレ・シウヴァが起死回生の同点ゴール!しかも、鮮やかなバイシクルシュートで、これにはカシージャスらベンチメンバーも狂喜していた。
アンドレ・シウヴァは1995年生まれの20歳。ボアヴィスタとのリーグ最終戦でプロ初ゴールをマークしたばかりの逸材で、この日は2ゴールの大活躍を見せた。
61m, G⚽⚽⚽LLLL⚽⚽⚽! / G⚽⚽⚽AAAAAL! / ¡ G⚽⚽⚽LLLL! André Silva! #FCPorto-@SCBragaOficial, 1-2! #FCPSCB pic.twitter.com/eAKq4aqJl8
— FC Porto (@FCPorto) 2016年5月22日
だがしかし…、この劇的同点弾もむなしく、ポルトはPK戦の末に敗れタイトルを逃してしまった。
試合後、アンドレ・シウヴァは「勝ちたいと思っていたチームは僕らのほうだった。だが、時にフットボールはアンフェアなものだ。このチームはもっと得るものがあったはず。僕らは全てを尽くした。悲しみに暮れてホームに帰るよ」と述べていたそうだ。
来シーズン以降、さらなる飛躍が期待されるアンドレ・シウヴァについて、当サイト独自情報で補足しておこう。
André Miguel Valente da Silva、アンドレ・シウヴァのプレースタイルなど
1995年生まれの20歳。
ポルトガルの各年代でエースストライカーを務めてきた超エリート。
2015年U-20W杯ではグループリーグで4ゴールを決めるなど、ユース年代では突出した能力を示していたストライカーである。
2011年にFCポルトに入団し、2年後にBチームに昇格。2015-16からはトップチームでも出番を得るようになり、最終戦で初ゴールを決めた。
185cmという体格ながらボール扱いも巧みで、ストライカーとしての動きにも長けている。
大柄かつ繊細でテクニックもあり、ヘッドも打てて、さらに周りも使えるという才能を持っている大器だ。