『Today』は「ナイジェリア五輪代表監督を務めているサムソン・シアシア氏は、MFアレックス・イウォビが五輪に招集できない可能性があると話した」と報じた。
夏に行われるリオ五輪。日本代表も出場するこの大会まであとわずかとなり、来月10日にはオーバーエイジの派遣手続き締め切りがやってくる。もう待ったなしの状況だ。
大会自体が各国のリーグ戦とダブってしまうこともあって、その選定にはどのチームも苦しんでいる。それだけではなく、普通に出場資格があるU-23の選手もなかなか揃わないのが事実だ。
そして、日本が初戦でぶつかるナイジェリア代表も、ケレチ・イヘアナチョ(マンチェスター・シティ)と並んで最もチームで有名な存在といえる男、アレックス・イウォビの招集が難しくなっているようだ。
サムソン・シアシア監督は取材に対して以下のように話し、アレックス・イウォビ自身が五輪に出場することを望んでいないと明かした。
サムソン・シアシア
「私はアーセナルに行って、リチャード・ロウ(交渉責任者)と会ってきた。
そして、彼は言っていた。『選手がオリンピックに行くつもりなのかどうかという可能性を検討する必要がある』と。
そして、『アレックスはアーセナルに残りたがっている。なぜなら、新しい体制でのスタートに向けて、彼はトップチームでプレーできる状況にあるからだ』とも。
もしイウォビがナイジェリア代表で五輪に出場したならば、クラブチームでの役割がどうなるかわからない。おそらく、誰かが彼のポジションに入ってくる。
私は伝えた。イウォビに五輪で活躍の舞台を与えたいし、その道も考えて欲しいと。そのために我々は彼と会談をしなければならない。
リチャード・ロウはそれらの話し合いを見守っていくと語っていた」