コパ・アメリカ・センテナリオの初戦で、ジャマイカに1-0と勝利したベネズエラ代表。

南米予選で最下位に沈むチームを4月から率いるラファエル・ドゥダメル監督にとって、これが5試合目(ガリシア選抜との対戦も含む)での嬉しい初勝利となった。

9日にはグループCの第2節で、優勝候補の一角ウルグアイと対戦した。

ウルグアイはメキシコとの初戦前の国歌斉唱で、チリ国歌が流れるまさかのハプニングに遭遇。

あり得ない事態に動揺したのか、大会史上最速でのオウンゴールを献上するなど1-3で敗れ、このベネズエラ戦は絶対に負けられない一戦だった。

しかし、怪我のルイス・スアレスが引き続き欠場するなか、前半36分に生まれた一撃が彼らをどん底に突き落とすことになる。

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右サイドでボールをキープしたベネズエラのアレハンドロ・ゲラは、ウルグアイのGKフェルナンド・ムスレラが前に出ていることを察知するや、50メートル以上はあろうかという位置からロングシュート!

正確に枠を捉えたシュートを、ムスレラは必死に手を伸ばしてなんと触れるが、ボールはバーを叩いた後、詰めてきたサロモン・ロンドンに押し込まれた。

この先制点はウルグアイに最後まで重くのしかかり、終盤の反撃に耐えたベネズエラが1-0で勝利。この一戦の後に行われた試合でメキシコがジャマイカに勝利したため、1試合を残してベネズエラ、メキシコの決勝トーナメント進出と、ウルグアイ、ジャマイカの敗退が決まった。

ベネズエラがコパ・アメリカでウルグアイに勝利したのはこれが初めてのこと。一方、最多14度の優勝を誇るウルグアイのグループステージ敗退は、1997年大会以来となった。

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