EURO2016、すでにグループステージ突破を決めていたイタリア代表は、メンバーを入れ替えて臨んだアイルランドとの第3戦に0-1で敗れた。

アイルランドとしては、まさに金星。マーティン・オニール監督も「こんなにも選手たちを誇りに思ったことはない。とても特別だった。最後には少し感情的になったね」と述べていたほどだ。

その試合後にはこんなシーンもあった。

サルヴァトーレ・シリグが先発起用されたために、この日はベンチだったジャンルイージ・ブッフォン。相手のマーティン・オニール監督とアシスタントコーチのロイ・キーンのもとに歩み寄ると、その勝利を祝福していたのだ。

無論勝ち抜けを決めていたからこそ出来たことだろうが、ブッフォンのキャラが窺い知れるような場面であった。EURO公式でも「素晴らしいスポーツマンシップな瞬間」と伝えていた。

さて、アイルランドはラウンド16で開催国フランスと激突する。イタリア戦で決勝点を決めたロビー・ブラッディはこう意気込みを口にしていた。

ロビー・ブラッディ(アイルランド代表MF)

「フランスがトップレベルのチームであることは分かっているよ。

でも、団結して今日のようにうまくやれたなら、どんなチーム相手にも一杯食わせることができる」

なお、グループ首位で通過したイタリアは、スペインと対決する。

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