12日、トッテナムはフィンセント・ヤンセンを獲得した。

元水泳選手のアンネマリー・フェルスタッペンを母親に持つヤンセンは1994年6月生まれの22歳。

フェイエノールトの下部組織出身であるがアルメレ・シティでプロデビューを果たし2シーズン連続で二桁ゴールをあげると、2015年にAZへと移籍。すると全34試合に出場すると27得点をあげ、プロ3年目にしてエールディビジの得点王に輝いた。

そんなヤンセンに対しては早い段階からトッテナムが興味を示しており、このほど移籍が決まった形だ。

移籍金は2000万ユーロ(およそ23億4000万円)。決して安い金額ではないため、ハリー・ケインとの競争(あるいは共存)に注目が集まっている。

そこで今回は、エールディビジで得点王に輝きイングランドへと渡った6人ストライカーを振り返ってみることにしよう。

※対象は1998-99シーズン以降の選手

1. ルート・ファン・ニステルローイ(現役引退)

生年月日:1976/07/01 (40歳)
得点王に輝いたクラブ:PSV(98-99シーズン: 31点 / 99-00シーズン: 29点)
移籍先のプレミアリーグチーム:マンチェスター・ユナイテッド
プレミアリーグでの通算成績:150試合95得点

2000年代前半のプレミアリーグを代表する万能型ストライカー。負傷のため移籍が1年先送りになりながらも、サー・アレックス・ファーガソン監督はファン・ニステルローイの獲得を諦めなかった。移籍後もゴールを量産し続け、加入2シーズン目となる2002-03シーズンにはプレミアリーグでも得点王に輝いた。2004-05シーズンは怪我のため出場機会が限られたが、それ以外の4シーズンでは全て20ゴール以上を記録している。CLの舞台にもとにかく強かった。

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