現在アメリカの首都ワシントンでプレシーズンのキャンプを行っているスウォンジー・シティ。17日にはリッチモンド・キッカーズと親善試合を行った。
これは先日腎臓腫瘍(のちに良性と判明)が発覚したFWマシュー・デリケートの回復を祈るイベントでもあったが、試合は落雷により42分で中断。90分以上の休憩を経て再開されたが、2-0で敗れている。
しかし、そのアメリカでスウォンジー・シティの選手たちは、これ以外にもいろいろなトラブルに見舞われていたようだ。
最初の親善試合はシャーロット・インデペンデンスとの対戦だったが、会場となったノースカロライナは強烈な暑さと湿度に襲われており、大変な環境だったという。
さらに、そこからキャンプのためにワシントンへ移動したところ、最初の練習日のトレーニングも遅れてしまったというのだ。
その理由は何ともワシントンらしい!
選手やコーチが拠点としているDCユナイテッドの練習場へ向かおうとしたところ、なんと道路がことごとく封鎖されており、誰も現地にたどり着けなかった。
なぜかと言えば、公務から戻ってきたバラク・オバマ大統領の車列がホワイトハウスに向かっており、そのためにすべての通行が許可されていなかったのだ!
スウォンジー・シティのDFアンヘル・ランヘルは以下のように話し、「うちの会長が来たのかと思った」とジョークを飛ばした。
アンヘル・ランヘル
「監督はこれまでの人生でいろいろな遅刻の言い訳を聞いてきたと思うけどね! でもアメリカ大統領を責めるような言葉は聞いたことがないと思うよ。
我々に起こったのはそういうことだった。本当にね。
こちらのホテルはホワイトハウスから近くてね。周りの道が1時間ほど封鎖されてしまった。バラク・オバマが公務から帰ってくる予定だったんだ。
最初、我々は『ヒュー・ジェンキンス(スウォンジー会長)が来たのか?』と思ってたんだけどね! アメリカ大統領だったな」
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ