さきほどヤング・ボーイズによって発表された、久保裕也のリオ五輪派遣中止。
日本サッカー協会からの公式発表はまだであるが、これで日本は久保抜きでリオ五輪を戦うことが決定的となった。手倉森ジャパン発足時から活躍してきたエースの欠場は、手倉森誠監督にとっても大きな痛手だ。
【速報】久保裕也がリオ五輪欠場へ、ヤング・ボーイズが発表 https://t.co/J7ENmlOFw4 pic.twitter.com/dXvxWU6R5s
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年7月27日
では、日本は久保の代わりに誰を代理招集するのだろうか?また、日本代表が招集できる選手は一体誰なのだろうか?
今回は、FIFAが公開しているリオ五輪のレギュレーション「REGULATIONS for the Olympic Football Tournaments」から、選手の変更に関するルールを確認してみたい。
同レギュレーションの第41条「Player List」の第12項には、以下のような記述がある。
「IOC Late Athlete Replacement Policyにより、怪我、病気、あるいは不可抗力による理由によってのみ登録選手を変更できる」
こうした国際大会で選手が変更になる場合はほとんどが負傷によるものだが、今回の久保のケースは不可抗力(force majeure)に該当すると思われる(そう信じたい…)。
登録メンバーをIOCに提出した後でそうしたケースが出た際には、チームの初戦の24時間前までであれば選手の変更が可能である。
その際に代替選手として登録が可能であるのは、予備登録リスト(provisional list)に名前があるメンバーであるという。
出場16ヵ国は事前に予備登録リストをFIFAに提出しており、このリストには最大35名の選手を登録することができる。
日本代表の手倉森誠監督はメンバー発表記者会見で18名の登録選手に加え4名のバックアップメンバーを発表しているが、必ずしもその4人から追加招集する必要はないようだ。
なお、バックアップメンバーに登録されているアタッカーは野津田岳人(アルビレックス新潟)と鈴木武蔵(アルビレックス)の2人である。
しかし、日本サッカー協会から予備登録リストの一覧は明らかになっていない。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ