U-18世代におけるクラブユースチームの日本一を決定する大会、日本クラブユースサッカー選手権。

高円宮杯U-18サッカーリーグ、Jリーグユース選手権大会と並び高校年代による三大大会の一つで、その歴史は1977年にスタートと最も古い。

第40回となる今年はすでに佳境を迎えており、2日には準決勝の2試合が行われた。

FC東京U-18対川崎フロンターレU-18戦では、栗脇拓人のゴールで川崎が先制。しかし後半、バルセロナのカンテラ出身である久保建英が見事なゴールで同点とした。

後半スタートからピッチに登場した久保。

48分、自らのドリブル突破からフリーキックを獲得すると、得意の左足から放たれたボールはゴール右隅へ吸い込まれた。スピード、コースとも完璧であり、GKとしては防ぎようのない一撃だった。

2001年6月生まれの久保は現在15歳。

学年で言うと中学3年生にあたるが今年から飛び級でU-18チームに昇格しており、同大会でここまで5得点をあげている。これは大宮アルディージャユースの小柏剛と並びトップタイであり、中学生でありながら得点王に輝く可能性を十分に残している。

かつては160cmほどであった身長も伸び、現在では167cm、58kgであるという。久保は今年9月からインドで開催されるAFC U-16選手権2016にも出場が見込まれている。

なお、試合は久保の同点ゴールを皮切りにFC東京が後半一挙に5ゴールを奪い、1-5で逆転勝ち。見事決勝に進出した。

FC東京U-18が決勝戦で顔を合わせるのは、延長戦の末ヴィッセル神戸U-18を下した清水エスパルスユース。

両チームによる決勝は4日(木)午後6時から味の素フィールド西が丘で行われる。試合は『BSスカパー!』および『スカパー!オンデマンド』で無料生中継予定だ。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい