サッカー選手にとって、背番号「10」は特別なナンバーだ。

『背番号「10」の系譜』というこのシリーズでは、特定のクラブチームで10番を背負ったレジェンドたちを順番に紹介していく。

なお、対象は2000年以降につけた選手とする。今回はチェルシー編だ。

スラヴィシャ・ヨカノヴィッチ(MF)

【チェルシーでの背番号の変遷】
#10:2000 - 2002年

1990年代の旧ユーゴスラビアを代表するボランチとして知られるヨカノヴィッチ。クラウディオ・ラニエリが新監督に就任してまもなくデポルティーボ・ラ・コルーニャからチェルシーへと移籍し、前シーズンまでピエルルイージ・カジラーギが背負った「10」を手渡された。引退後は指導者に転向しているが、昨シーズンはマッカビ・テル・アヴィヴを率いてUEFAチャンピオンズリーグの舞台で古巣チェルシーと対戦した。

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